頬にきびとホルモンバランス

頬にきびとホルモンバランス

ホルモンバランスは頬ニキビに大きな影響を与えます。

男性ホルモンのアンドロゲンには、皮脂腺を成長させ、皮脂の分泌を促す作用があります。
皮脂の分泌量が増えれば、毛穴は目づまりを起こしやすくなるうえ、皮脂を栄養源にしているアクネ菌の繁殖を促進させ、頬ニキビができやすくなるわけです。

このように、頬ニキビの原因と深く関係しているアンドロゲンは、女性の場合は卵巣と副腎皮質からアンドロゲンが分泌されていて、男性の場合は睾丸と副副腎皮質から分泌されています。
そうです、女性の体内にも、男性ホルモンのアンドロゲンはもともと存在するものなのです。

頬にニキビができやすくなるのは、このホルモンのバランスがくずれるからだと考えられています。
頬ニキビで悩む女性の血液を調べてみると、血液中の男性ホルモン割合が高く、この男性ホルモンの及ぼす皮脂分泌の増加に影響していることもわかってきました。
また、20代を過ぎた頃の女性が悩む頬ニキビが、あごや顔のラインなど男性のヒゲが生えるのと同じ箇所にできるのは、男性ホルモンの感覚器官の密度が濃いからではないかという研究報告もあります。

また、女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンが増える時期は、皮脂の分泌量も多くなるため、この頃にニキビで悩む女性がふえています。

にきび跡を治す方法

ニキビの跡が茶色くなってシミのようになるときがあります。これは赤ニキビの後に良くみられます。
軽い症状ですと3ヶ月酷いもので6ヶ月程度で、自然に消えてしまうものもありますが、稀にターンオーバーが上手くいかなくてシミになってしまうことがあります。

こちらの治療ですと、主に美容外科・皮膚科でレーザー治療になります。主にヤグレーザーと申しまして、レーザーの拡散作用にて古い角質をピーリングし、徐々に色素を取り除きます。
もう一つがイオン導入です。

ビタミンCとイオンの微弱電流でお肌深くに浸透させて色素沈着を薄くする効果を狙います。ご自宅での美顔器を使っても可能です。

ニキビ跡が赤くなった場合ですが、トレチノインという、ビタミンAの100倍ぐらいの効果が期待できる治療があります。
色素沈着の原因であるメラミンを、ターンオーバーを促進することで可能にしますので、外用薬として使われます。

デメリットもあり、無理にターンオーバーをさせるのですから、お肌に負担をかけます。

赤くなったり、皮膚が剥けたり必ず使いはじめになります。きちんと医師の説明を受けて納得後治療してください。

どうしても、色素沈着になってしますと、即効性のある治療はありませんし、お金もかかります。
にきびができた時、あるいは予防的にきちんとお手入れされることがいいですね。