頬にきびとアクネ菌
毛穴の中には多数の常在細菌があります。
正確には毛穴の中の毛包(毛穴より下にある毛を作り出す組織)に細菌が存在します。
その常在細菌の中でも、頬ニキビの原因に深く関わっていると言われているのが、アクネ菌です。
頬ニキビの原因でもあるアクネ菌は空気を嫌う細菌であるために、毛穴が角質や皮脂で塞がれてしまい酸素がなくなると、アクネ菌は皮脂を栄養分にして毛包の内部で急速に繁殖しその数を増やします。
このアクネ菌が作り出す酵素は、皮脂を遊離脂肪酸に変化させます。
遊離脂肪酸とは、脂肪が分解されて生じる脂肪酸のことで、この遊離脂肪酸が毛包の壁を刺激すると、毛漏斗部(毛穴を構成している毛包の一部)は角化異常を起こして厚くなり、ニキビが出来やすくなると考えられています。
また、アクネ薗が引き寄せる、好中球(白血球の一種)が生み出す酵素や活性酸素でも毛包の壁はさらに傷つけられ、赤く炎症してしまったり、膿んだ状態となって、最終的に毛穴や毛包は壊されてしまうのです。
食生活改善によるにきび予防
チョコやピーナッツが大好きな人はニキビができやすいといわれています。
もし心当たりのある人は、食べる量を減らすべきでしょう。
油分の多いものを食べるとニキビを避けることは難しいです。
スナック菓子や揚げ物が好きな人も、これからは食べる量は少なめにするといいですよ。
絶対に食べちゃいけないというわけではないのでたまに食べる分であれば問題はありません。
ただし、食べすぎると翌日はニキビがたくさん顔にできてしまう人も中にはいますから気を付けましょうね。
基本的に油分の多いものはカロリーが高いので、食べる量を減らすとダイエットにも最適です。
身体を健康に近づけるのはもちろん、ニキビをなくすためにも、油っこいものやお菓子は控えましょう。
早寝早起きによるにきび予防
よく夜更かしをする人はニキビができやすいといわれています。
仕事の付き合いなどがあり、なかなか早く帰れない人もいるかと思いますが、できるだけ早く家に帰ってすぐに寝るようにしましょう。
そして朝は早めに起きるようにすればいいですよ。
早寝早起きはニキビ対策にも有効なのでおすすめです。
これなら普通に生活している人であればだれでもできると思います。
ホルモンの分泌が高くなる午後10時から午前2時の間は寝ていたほうがお肌にも効果的です。
寝る前には顔を綺麗に洗って、余裕のある人は保湿力の高い化粧品や蒸しタオルなどで顔を乾燥させないようにしましょう。
肌が乾燥するとニキビができやすくなりますから、特に乾燥肌の人は注意しましょう。