頬にきびとは
そもそもにきびができる原因のひとつにアクネ菌という雑菌があります。
洗い過ぎで皮脂が無くなると、アクネ菌は分解するものが無くなって
肌が乾燥し過ぎたりもしますから、適度なアクネ菌を肌に
保持しておくことはお肌にもとてもいいといわれます。
ただ「菌」ですから、皮脂が増えてしまうなど、
繁殖しやすい環境を作ってしまうと、にきび(=アクネ)として
現れてしまいます。
思春期のにきびは成長ホルモンが原因といわれます。
思春期という成長期に出来ること、また春から
秋の暖かい時期に出来やすいのはこれが理由です。
大人にきびの場合は少し様子が違います。
肌の質にもよりますが、一番良く起きると言われるのは、
ホルモンバランスの崩れによるものです。
不規則な生活、睡眠不足、食生活の乱れ、ストレス、
このような要因でホルモンバランスが崩れて男性ホルモンの分泌が起き、
皮脂の分泌が増え、大人にきびを作るといわれます。
ホルモンのことでいえば、生理の前後にも出来る方もおられます。
また、使っているシャンプーや洗顔料などが肌に合わない場合や、
紫外線を受けても大人にきびができることがあります。
正しい食生活や十分な睡眠、ストレスのない生活をこころがけると良いでしょう。
頬にきびの原因〜ストレス〜
イライラ感や怒りといった感情が生じると、肌にも悪い影響を及ぼしてしまいます。
脳の視床下部は、自律神経のコントロールをおこなっている場所で、ここに免疫力を増強させる部位があることが知られています。
ねずみを使った研究では、視床下部には「快感」「やる気」「リラクゼーション」をコントロールする報酬領域と、「嫌悪」をコントロールする罰領域の中枢があり、この報酬領域が刺激されると免疫力が高まるという研究報告があります。
例えば、ストレスがたまりにたまると高額な買い物に走る女性は、がんばっている自分にごほうびを与えるわけです。
これも報酬領域を刺激し、自分が元気で美しく生きるための自己防衛本能の表れかもしれません。
毎回あとから衝動買いを侮やむのですが、衝動買いを侮やむのは罰領域が刺激されてしまいますので、あまり落ち込まないほうがいいと思います。
現代人がストレスを感じない暮らしをするのは不可能に近いですよね、それではストレスをため込まず、こまめに解消していく方法を考えるしかありません。
そこでストレスを溜めず、上手に解消し、できるだけ報酬領域を刺激する機会を増やすことです。
ただ、どんな事に快感を感じるか、何に癒し(リラクゼーション)を感じるかは、立場や環境の違いで個人差があると思います。
あなたが思いつくちょっとした小さな事でもいいから、頑張っている自分、疲れている自分にごほうびをあげることで免疫力が高まり、肌を健康な状態にリセットすることができるうえ、前向きな気分になれニキビを治す事にも繋がります。
頬にきびの原因〜アクネ菌〜
毛穴の中には多数の常在細菌があります。
正確には毛穴の中の毛包(毛穴より下にある毛を作り出す組織)に細菌が存在します。
その常在細菌の中でも、大人ニキビの原因に深く関わっていると言われているのが、アクネ菌です。
大人ニキビの原因でもあるアクネ菌は空気を嫌う細菌であるために、毛穴が角質や皮脂で塞がれてしまい酸素がなくなると、アクネ菌は皮脂を栄養分にして毛包の内部で急速に繁殖しその数を増やします。
このアクネ菌が作り出す酵素は、皮脂を遊離脂肪酸に変化させます。
遊離脂肪酸とは、脂肪が分解されて生じる脂肪酸のことで、この遊離脂肪酸が毛包の壁を刺激すると、毛漏斗部(毛穴を構成している毛包の一部)は角化異常を起こして厚くなり、ニキビが出来やすくなると考えられています。
また、アクネ薗が引き寄せる、好中球(白血球の一種)が生み出す酵素や活性酸素でも毛包の壁はさらに傷つけられ、赤く炎症してしまったり、膿んだ状態となって、最終的に毛穴や毛包は壊されてしまうのです。